【テニス】ロジャー・フェデラーの引退と観戦の思い出【in2015】

ドイツ

2022年9月23日、偉大なテニスプレーヤー、ロジャー・フェデラーが41歳で引退しました。
一つの時代が終わった。という言葉はこの事のためにあるのでしょう。美しいフォームから
放たれる片手バックハンド、サーブ、気品のある振る舞い、キャリア後半になり体力が
落ちてもSABR(セイバー)を編み出しビッグ4として君臨し続けてきた正に王者。
2015年にドイツで観戦した時の思い出と共に振り返りたいと思います。

ハレ・オープン2015

私がフェデラーを見たのは2015年のハレ・オープン(Halle Open)。ATP 500という
グランドスラム、マスターズ(ATP 1000)に次ぐ3番目に大きい大会。
当時はスポンサーがゲイリーウェーバーというアパレルブランドだったので、
Gerry Weber Stadionというスタジアムの名前でした。今はOwl Arena(オウルアリーナ)
というらしい。

その時は日曜日の決勝戦で、前日は惜しくも錦織選手がセッピ(イタリア)に準決勝で敗退。
同行した先輩と、フェデラーと錦織の試合が見れなくて残念だね~という話をしてたのを思い出す。

異次元のテニス

今まで見たことのあるテニスの試合は、東レパンパシフィックテニス。(ヒンギスが復帰した頃)
プロの試合を見たことがあって、テニスを学生時代やっていたのでテニスがどんなものか
分かったつもりになっていました。フェデラーを実際に見るまでは。

「完全に、これは別のスポーツだ」

ぐにゃぐにゃ曲がるトップスピン、異常に伸びるスライス、打球方向・球種が読めないサーブ。
テニスの概念を完全に覆されました。2015年のキャリアが少し下降した時期でしたが
対戦相手のセッピを完全に圧倒していました。正にGOAT(Greatest of All Time)。
優勝後のインタビューの気品のある佇まい、ちょっと控えめな話し方は7年後の今も
まだ鮮明に思い出せます。

引退試合の感想

引退試合後のインタビュー、戦友のラファエル・ナダル選手と涙ぐむ姿は、涙なしには見ることが
できませんでした。印象的なナイキのユニフォーム・シューズ・ヘアバンド、硬派なスペックの
プロスタッフ、流麗な片手バックハンド、完璧なフォームのサーブ&ボレー。何千万人、何億人
のテニスファンが、彼のテニスを真似したことでしょう。私もそのうちの一人です。
今までありがとう、そしてお疲れ様。エキシビジョンや、後進のプロのコーチでいつか見れたら
うれしいな。

【2015年6月 訪問】

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