飛び猫が最近SNSで噂の、香川県は佐柳島(さなぎじま)へ行ってきました。
男木島とはまた違う、ワイルドな猫達の魅力と秘島感にやられました。
知られざる(?)佐柳島の魅力を紹介したいと思います!

佐柳島へのアクセス
香川県の多度津港から1日4往復、フェリーが出ています。
(22年5月時点: 多度津港発 6:55、9:05、14:00、16:20)
最終便に乗ると帰って来れなくなるので、実質6:55、9:05の2便。
昼から行って十分に満喫して帰ってこれる同じ猫島の男木島とは、難易度が違う。
男木島の次の日に佐柳島を訪れたが、定員の半分の50人も乗っていなかった、と思う。
高見島を経由して、約50分で佐柳島へ到着~。
島の形や秘境感が海外ドラマの「LOST」を感じさせる。わくわく。

猫、猫、そして猫
本浦港へ着くと、早速猫たちがお出迎え。
さてはエサを待っていたな。と言いつつ、いそいそとエサを取り出す奴隷。

思っていたよりも綺麗!!海と猫がこんな絶景を生むとは思っていなかった。

ところどころに飛び猫製造装置、あらため堤防の隙間はあるものの、
猫を飛ばすのは至難の業。と言うか自然な猫を撮れなければ意味なくね?と思うのです。

佐柳島にも、男木島と同じく約70匹の猫がいる模様。
本浦港、神社、長崎港と大きく分けて猫スポットがある。
車や単車も数台あるけど滅多に通らないので、猫たちはほとんど野良猫にも関わらず、
私たちに顔を見せてくれる。本島ではあり得ない光景だ。
約半日の滞在だったが、約半数の猫に出会ったと思う。

野良猫だが、人に慣れていないかというと決してそうではなく
こんなこともさせてくれる。あんまり調子に乗ると猫パンチされるが・・。

難易度高めの佐柳島
前回ご紹介した男木島よりも、猫も、人間にもワイルドな佐柳島である。
第一。猫たちの目が鋭い。彼ら・彼女らが野良であることを示している。
島民の方にも聞いてみたが、男木島のように、避妊・去勢手術はしていないとのこと。
写真はエサくれ、という咆哮。

第二。休憩スポットがほぼない。唯一あるのは、「喫茶ネコノシマ」のみ。
あとは神社の境内か、それぞれの港にある休憩所か。冬や真夏は正直厳しいと思う。
「喫茶ネコノシマ」で10食限定のカレーをいただいた。美味しかった。

学校の旧校舎を喫茶店とホステルに利用していて、ノスタルジックな気持ちにさせてくれる。
(まあ当時クーラーはなかったわな)

第三。他に見るスポットがほぼない。男木島は芸術作品が点在していたが、
佐柳島は両墓制(埋葬と墓参を分ける)で、そのお墓があるくらいである。
珍しいらしいが・・このトピックに明るい人は少ないだろう。あとは、海と猫のみ。

そのストイックさたるや、サラダチキンしか食べないボディビルダーのごとし。
間違っても、猫好きでない人を佐柳島へ連れていってはいけない。
まとめ 結論、それでも佐柳島が好き
アクセスや滞在する難易度は高いものの、野良猫と自然、
人の暮らしが自然に共存している美しさは佐柳島しかない魅力、と言えると思います。
超猫好きにしかオススメしませんが、キングオブ猫島の称号にふさわしい島だと思いました。
【訪問 2022年5月】
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